「米こうじ」は米を蒸してこうじ菌(コウジカビ)を繁殖させたもの。味噌、醤油、日本酒など和食を支える日本人の生活に欠かせない存在です。こうじ単体では何にもならず、何かと合わさり醸され始めて発酵食品として口にできるようになります。日本の発酵のスターターの役割を担っています。五味醤油の米こうじは、40年ほど変わらない「床づくり」という製法で、目の届く範囲で、昔ながらの丁寧な製造を行っております。
こうじには、「生こうじ」と「乾燥こうじ」2種類がありますが、五味醤油のこうじは、この2つの間の「半生こうじ」になります。「生こうじ」は名前の通り、こうじ菌の生きたままの状態です。こうじの酵素の働きもとても強く、甘酒や味噌づくりに重宝します。ただ、生のままだと常温での流通が難しく、冷凍や冷蔵代などコストが加算でしまいます。そこで常温でも流通できるように、風を送り水分を飛ばし、こうじが生きたままで働きを止めている半生の状態で製品化しました。「乾燥こうじ」のように、水に戻して使う必要はありません。「生こうじ」と同じ水分量でご使用いただけます。
「米こうじ」はみそ、塩こうじ、甘酒など発酵調味料に欠かせないものです。選ぶこうじの種類で、出来上がりの発酵調味料の味が大きく左右されます。五味醤油の「米こうじ」は旨味をつくりだす、プロテアーゼはもちろん、甘みをつくりだすアミラーゼも豊富に含みます。うまいだけでない、味の深みのある調味料をつくることができます。特に甘酒にすると、特徴である旨みと甘みを実感できます。
お届けする際は通常便でお送りしますが、商品到着後は下記のように保存ください。また、輸送時の車内温度帯が上がる5-10月はこうじの品質の維持のためクール便でのお届けとなります。
【冷蔵保存】 冷蔵庫で保存の場合3週間保存できます。ジップ付きの保存袋に入れて保管してください。
【冷凍保存】 冷凍庫で保存の場合3ヶ月保存できます。まとめて購入した際はジップ付きの保存袋に入れて保管してください。使う量が決まっている場合は、使う量ごとに分けて保管するようにしてください。こうじは品質上カチカチになりませんが、冷凍中は冬眠して酵素の働きを止めています、常温に戻しこうじが目を冷ましてから使うようにしてください。
【塩切り保存(甘酒不可)】 塩とこうじを混ぜて保管すると3ヶ月保存することができます。「塩切りこうじ」といい、昔からみそ屋で使われる製法、塩と混ぜることで酵素の働きを一時的に止め常温で保存ができます。 塩と混ぜるので、甘酒仕込み用には使えません。
塩こうじ、甘酒、手前みそ
みそづくりの要とも言える“こうじ” “こうじ”ってどうやって作るの? “こうじ”ってなに? と……