かつお節には「荒節」と「枯節」の2種類があり、かつおを煮詰めて煙でいぶしただけのものを「荒節」、「荒節」にかつお節菌を発酵させたものを「枯節」と言います。日本にはかつお節の三大産地、焼津(静岡)、指宿(鹿児島)、枕崎(鹿児島)がありますが、取り扱いするのは枕崎市でかつお節製造に真摯に向き合っている金七商店さんです。
名前の由来は2つ。 1つ目はクラシック=「昔ながらの製造方法」であること。 2つ目は本枯節を造る作業で「クラシック音楽」を流すこと。
前述した通り、かつお節もカビをつけた発酵食品ですが、このカビ付けが最も重要な作業と言われています。この時発酵するときに、モーツアルトの「クラシック音楽」をかけてカビがかつお節に与える効果の活性化を図っています。
削り節を口にすると、うまみをダイレクトに味わうことができます。 薄削りは、節に合わせ大きめに薄く削ったもののことを言います。出汁を取るのにおすすめです。
世界一かたい食材「本枯節」を薄く削るため、どうしても割れてしまい小さくなってしまう場合がございます。水分と脂分が抜け、うまみが凝縮されるほど、起こりやすくなってしまうのです。小さい削り節ですと良くないイメージをお持ちの方もいますが、小さい花「※こはな」は、お料理にかけました時に食材と混ざりやすく、野に咲く小花のようにきれいな花をさかせてくれます。
食事の上で踊るかつお節のように、思わず笑みがこぼれてしまう深い味わいをどうぞご賞味ください。
鰹節は世界一硬い発酵食品 鰹節の日本三大産地である、鹿児島県枕崎市に行ってきました。(鰹節三大産地……